電話機の台数と同時に決めておきたいのが回線数。
回線数を決めるポイントは「何人で同時に通話したいか?」
たとえばコールセンターなど、オペレーターさんが100人いて100人全員が同時に通話したい場合は100人分=100チャンネル必要となります。一般的な事 務所などで10~20 人従業員がいる場合でも、同時に通話するのが多くて5~6人ならば最大の6チャンネル分の回線でよいことになります。
一般的には、従業員数の3分の1程度が基準といわれています。10人であれば3~4回線(チャンネル)といったところです。
複合機の分の回線、チャンネルを忘れずに!
忘れてしまいがちなのはFAX(複合機)。FAXも電話回線を使いますので、頻繁に利用するのなら1台あたり1回線分のチャンネルを用意した方が便利です。
ただし、FAXは送受信時のみ回線を使用しますので、FAXの送受信が頻繁でない場合には、電話と兼用することができます。その場合、FAXは電話があいているときに送受信させるよう設定することも可能です。
もちろん、インターネットにも回線必須!
もうひとつ、インターネットの利用にも回線が必要です。
電話回線はISDN(デジタル)回線であっても、ISDNではインターネットの転送速度が遅いため、別途アナログ回線を用意しADSLでインターネット を利用するケースもあります。 その場合、ADSLは電話を併用できるタイプがあるため、これをFAXに割り当てるオフィスも多いですね。最近ではすべてをひかり回線でまとめるという傾 向も増えてきています。
詳しくは「電話回線の種類」も確認ください。